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2018年04月14日

フラを教えるということ、ウニキのこと



フラの先生には国家試験も資格試験もありません。
では、ハワイのフラの先生方はどのようにして
クム(先生)になるのでしょうか。

中には多くの日本人同様、
自分で思い立ち、自分で決めて自ら先生になる人もいるそうですが、正式には認められてないようです。

長い長い下積み、ハラウでの経験、人格など、
フラの師匠から認められて初めて『ウニキ』を経てクムフラ(フラの先生)となることができます。

私は日本人でありながら『ウニキ』を受けることができました。もちろん、ハワイのハラウで長い長い経験を積んだ訳ではありませんから、まだまだ学びが足りません。
しかし、師匠から声をかけていただき、
ハワイ島の修行の家に通った2年間は
かけがえのない日々でした!


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『本物のフラを学びたい!』と枯渇していた時、
巡り会うことができた師匠です。
キラウエア火山から吹き降りてくる火山灰の風、
コキ蛙の鳴き声の響く夜の森。

修行中はノーメイクでの森の中での共同生活。
師匠が食事の世話をしてくださり、
ほぼ24時間フラの学びだけの日々。何と贅沢なことでしょう!

仲間との泣き笑いの毎日。

2年間のプログラムでオリ(詠唱)を含め、約
50曲以上の古典フラ(カヒコ)を集中して学ぶプログラムです。

もちろん、
イプヘケ、ウリウリなどの楽器をつくったり、森に入り、木を運び、カラアウとして使用するためノコギリも使いました。ラフィアスカート、ティーリーフスカート、レイメイキング、カヒリ(羽根かざり)などの作り方も教わりました。

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生徒たちにカヒコ(古典フラ)を教えるとき、
その時のノートから起こし直しますが、
あの日あの時の風の匂い、気温などがふと
体感して戻ってくることもあります。

ココナッツアイランドでのP i'ikai。
アイロロの儀式。厳かで神聖で、皆と泣きながら感涙したセレモニー。
ホイケの緊張感。クアフの前で1人ずつオリを歌ったときのドキドキ。

あのウニキ修行の日々を与えてくださった師匠への感謝の気持ちを常に忘れないでいます。

そして、私をウニキプログラムへ送り出してくれた当時の5人の生徒たち。
もうハラウを離れた人もいますが、いまでも皆のおかげと思っています。修行を諦めようとしていたとき、
『私たちが、留守を守るので、先生、行ってください!』と。

私がハワイにいる間は、
自宅に泊まり、まだ小学生だった息子の世話を交代でしてくれました。
彼女たちへの感謝を忘れたことは一日もありません。
だからこそ、途中でギブアップは決してしないと頑張れました。

フラを教えるということは
ハワイの伝統、文化、精神を伝えるということ。

ハワイを知らないで、ハワイの自然を、植物を、
風の匂いを、山の森の香りを知らずして教えることは
できません。ましてハワイへ行かずして。
ワイキキのショッピングやグルメの場所だけでは
本当のハワイは感じることはできません。

フラっぽいこと、フラを取り入れた何か、を
することは、もちろん、悪いことではありません。

フラへの理解、多くの方にフラを知ってもらいたいと模索する日々ですが、やはりその精神性、神道だということを最終的には理解してもらいたいと願っています。

まだまだ学びは足りませんが、
生徒たちと共に、もっともっと学び続けていきたい!



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ウニキ修行後 2年後の2012年、キヘイセレモニー。
森でククイの実を採り、種子を砕き焼き、炭をつくり、ハラの実を筆にして24個の虹の文様を描きました。

師匠から多くのことを学びました。
もちろん、今も学び続けています。

しかし、あのハワイの森での修行生活を
可能ならもう一度したい!

そんな思いがますます強くなるばかりです。

私がLehua Kawaikapuokalani Hewettのところへ
学びに行った頃は、日本でのウニキプログラムはありませんでした。

あれば入門したかもしれません。
しかし、やはり、あのハワイ島の森の中で修行できたことが、かけがえのないものだったことは、
間違いありません。

家族、生徒たち、友人たち、
観客の皆様の笑顔に支えられ、今のハラウがあります。

期待されることは大切なこと。
我慢することや辛いことに耐える事も時には
あります。
メリーモナークのダンサーたちを観ていると、
彼らの積み重ねてきた努力や我慢が、
美しさと同調感の結晶となって輝いているなと
痛感できます!

本気で突き詰めた先に本当の喜びと楽しさが
あるのだと思います。

学びは一生終わることはないでしょう。
だから、私はまだ髪を切ることができません。







posted by Anuenue at 01:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする